外反母趾でも痛くないパンプス

外反母趾の症状

 

 

 

外反母趾とは、足の親指がくの字型に曲がって変形している症状です。親指のつけ根の関節が、外へ反しているので、外反母趾と呼ばれています。

 

病院で外反母趾と診断されるのは、レントゲンで骨を見て、20度以上の反りがあった場合です。

 

 

原因は、パンプスなど足に合わない靴を我慢して履き続けたことです。本来、痛くない靴を選ぶべきなのですが、ルックス重視で足に合わないパンプスを履いていると、その間は外反母趾のような形に指が曲がってしまいます。

 

帰宅して、パンプスを脱ぐと、また元にもどるのですが、これを何年も続けていると、パンプスを脱いでも曲がった状態のまま戻らなくなるのです。はだしのときでも、親指のつけ根は曲がったままとなってしまいます。

 

 

そもそも、人の足の親指は、外へ反る傾向があるので、外反母趾と診断されても、すべての方が治療をするべきとは限りません。

 

一般的に外反母趾の治療は、痛みが発生している方を対象に行なわれます。痛みは、曲がった親指のつけ根に発生し、腫れたり、熱をもったりすることもあります。

 

最初のうちは、パンプスを脱げば痛くない状態になり、改善されますが、外反母趾がひどくなると、素足のときでも痛みが出るようになるでしょう。さらに悪化すると、第2指、第3指と他の指にも痛みが出ます。ひどい場合は、第2指が親指の上に乗る状態になり、強い痛みで日常生活もままならないということがあります。

 

 

外反母趾の治療には、手術も行なわれますので、足にダメージを与えるようなパンプスを履き続けていると大変なことになるのです。

 

ですから、靴選びを甘く見ず、足にぴったりと合った、痛くない靴を選ぶようにしましょう。